自然葬にまつわる問題点

自然葬は現在さまざまな人が望む新しい葬儀の形となっていますが、しかしこの自然葬は新しい葬儀の方法であるからこそ、さまざまな問題を抱えてもいるのです。では自然葬が抱える問題点としてはどういったことが挙げられるのかというと、最も大きいのが「どこに遺骨を葬るのか」ということです。例えば自然の中に葬るとして、多くの人が望むようになっているのが海です。故人の趣味が釣りであったり、船に乗ることが好きだった、海に思い入れがある人だったというようなことになると、海に散骨をしたいと考えることも出てくるでしょう。

ですがしかし、海はさまざまな産業を行う場所ともなっています。故人が好きだった釣り場があったとして、そこに散骨をするということになるとそこで釣りあげられた魚に対して風評被害が付いてしまうこともあるでしょう。例えば散骨が多く行われている港で獲れた魚があったとして、その価値が下がっていってしまうということがあり得るのです。そうなってしまえばその港で漁業を営んでいる人は大きな痛手となってしまいます。

またこうした自然葬を行う場所とは別の問題としてあるのが遺族の感情についてです。遺族の全員が散骨などの葬り方に同意しているのであれば問題はありませんが、時折遺族の中に納得できていない人がいる状態で、一部の人が強硬に散骨などを行うというようなケースがあります。しかしそうなってしまうと遺族の間には大きな軋轢が生まれてしまい、後々の人間関係にひびが入ることもあります。自然葬を望むということは一つの生き方、一つの人生の終え方でもありますが、こうした問題点があることをしっかり考え、それをクリアできるようにしていくことが大切です。

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